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来 歴

 1991年(平成3年)に、農水省果樹試験場興津支場(現、独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所カンキツ研究興津拠点)において、タンゴールタイプの育成系統である興津46号(スイートスプリング×トロビタオレンジ)に阿波オレンジを花粉親として交配して育成された交雑種である。
1997年に初結実し、2001年(平成13年)から第9回系統適応性・特定検定試験に興津55号の系統名をつけて供試された。その結果、日向夏に似た芳香があり、剥皮も容易であるほか、高糖度で柔軟多汁な肉質を有することから優秀と認められ、2009年(平成21年)に品種登録された。
はるひの命名は、春の日の光のように優しい橙黄色で、甘くさわやかな食味のイメージと日向夏に似ているがそれより早熟で初春より美味しく食べられる「ハルヒュウガナツ」から「はるひ」と付けられた。
(第9回系統適応性・特定検定試験 供試系統名:興津55号)
(品種登録:2009年 登録番号第24210号)

樹の特性

 樹勢は中からやや強く、樹姿は開張性である。枝梢は太く長い。節間も日向夏より、やや長い。枝梢のトゲはわずかに発生するが栽培上の問題はない。枝梢の密度は中程度からやや粗い。葉は紡錘形で大きく、葉身の幅は広い。花は単生し、花粉量は中程度である。結実性は優れており、毎年よく結実するため、隔年結果性は極めて低く豊産性である。
 病害は、そうか病、かいよう病ともに抵抗性であり問題がない。

果実特性

 果実の大きさは150g程度であり、玉ぞろいは良い。果形は、果形指数110程度で、球形に近い扁球形である。果皮色は黄橙色であり、油胞の大きさは中程度で凸凹がなく、滑らかな果皮である。果皮厚は3mm程度で軟らかく、剥皮も容易である。浮皮はほとんど発生しない。
 果肉は橙色で軟らかく、じょうのう膜の厚さ、硬さは中程度である。果芯の大きさは小さい。ス上がり果の発生はない。
 果汁の糖度は高く13度程度となり、酸含量は2月中旬に1.0%程度になる。種子は14個程度入いる。胚は淡緑色で多胚。
はるひ

柑橘類の苗木生産販売

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古くから植木・苗木の町として栄え、果樹苗木の生産量は
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