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来 歴

 1998年(平成10年)に、農水省果樹試験場カンキツ部口之津(現、独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所カンキツ研究口之津拠点)において、津之望(清見×アンコール)に外観が美麗で良食味の中間母本No.1408を交配して育成された交雑種である。
2006年(平成18年)から第10回系統適応性・特定検定試験に口之津50号の系統名をつけて供試された。
その結果、有望と認められ、2012年(平成24年)に品種登録された。品種名は、外観が美しく、熟期が早いことから由来している。
(第10回系統適応性・特定検定試験 供試系統名:口之津50号)
(品種登録:2012年 登録番号第26541号)

樹の特性

 樹勢は中程度である。樹姿は直立性と開張性の中間。枝梢は細く、比較的短く密生し、叢状性を示す。トゲの発生は短いトゲが少し発生する程度で栽培上の問題はない。葉の大きさは、温州ミカンと同程度である。着花は多く豊産性であるが、着果過多にすると翌年不作となり大玉果となり、隔年結果性は強い。
 病害は、そうか病の発生は認められないが、かいよう病には罹病性である。

果実特性

 果実の大きさは200g内外で、果形は扁球形である。果皮は、極めて滑らかなトマト肌であり光沢を放ち美麗である。11月上中旬には赤橙色に完全着色し、11月下旬には成熟期を迎えるため、年内に出荷できる。剥皮はやや難であり、浮皮は発生しない。果実は有核果であるが、栽培条件によりほぼ無核果となる。
 果汁は、熟期には糖度12.0度、クエン酸0.6%程度になり、アンコール臭がある。糖度は、系統適応性・特定検定試験での全国試験場研究所のデータでもバラツキが大きいため、温暖で、耕土が浅く、水はけの良い環境での栽培が適している。

柑橘類の苗木生産販売

耳納連山と筑後川に囲まれた、自然豊かな田主丸。
古くから植木・苗木の町として栄え、果樹苗木の生産量は
全国の約八割を占めています。
苗木屋が作る元気な苗木を、ここ田主丸からお届けします。

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