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来 歴

 愛媛県北宇和郡吉田町東蓮寺(現、宇和島市吉田町)の清家清太郎氏が、1958年(昭和33年)に、自園のワシントンネーブル園で、玉太りが良く、着色が早い2個の果実を発見した。そこで、短い果梗枝を大切に残しておいたところ、翌年もこの枝には、玉太りが良く着色の早い果実がなったという。これを1961年(昭和36年)に高接ぎして1963年(昭和38年)から結実し始めたが、原木の果実と変わりがないため、完全な枝変わりであることを確認した。
 1968年(昭和43年)に、愛媛県の「うまいミカンコンクール」の品種部門に入賞して注目され、以後、果樹試験場南予分場(現、果樹研究センターみかん研究所)で詳細な調査を行った結果、早生系で非常に豊産性のネーブルであることが立証された。そこで、1975年(昭和50年)に森田、吉田とともに品種登録(第284号)された。

樹の特性

 樹勢は中程度で、幼木時にはやや弱い。葉はやや小さく、枝条は多く叢生して節間は短い。節部(着葉部、芽つぼ)は肥大するので、小さなコブ状を呈する。結果年齢に達するのが早く、豊産性。着色はワシントンネーブルより2週間程度早い。

果実特性

  大きさは220〜250g程度で、ネーブルとしては中玉。果形は球形で、徒長枝などにはやや扁球形になることがある。果梗部はやや凹み、放射条溝はない。果頂部はやや下ぶくれで豊円であるが、ヘソの部分は平坦でヘソは小さい。果皮はやや厚めであるが、裂果は少なく、コハン症の発生は少ない。果面の粗滑は中位、成熟すると濃橙色になる。果肉はワシントンと変わりないが、果汁の品質はワシントンに比べて酸が低いため甘味比が高い。
清家ネーブル

柑橘類の苗木生産販売

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