来 歴
カリフォルニア大学のフロスト博士が、1915年(大正4年)にキングにウィローリーフ(地中海マンダリン)を交配して育成したものである。その後、1935年(昭和10年)に命名公表された。
樹の特性
樹勢は強く、かなり大木になる。枝梢は立ち気味で、細長い。葉は中くらいで、やや幅が広く、先が尖り密生する。
隔年結果性があり、成りの少ない時には大果となり、豊作年には小果になる傾向がある。樹の耐寒性は強い。
果実特性
果実の大きさは中果。果形は扁球形で、温州ミカンに似ている。果梗部、果頂部とも平らか、わずかに凹みがある。
果皮は薄く、しなやかで、よく締まり、剥皮は容易な方である。果皮色は成熟期には濃黄橙色で、果面は平滑で光沢があり美しい。じょうのう数は9〜10室で、分離も容易である。
種子の大きさは中くらいで、1果に12〜24粒と多いほうである。胚は淡緑色で多胚。熟期は1〜2月。糖度が14〜16度と極めて高いが、種子が多いので生食用としては問題であるが、加工用途としては十分に利用できる。
苗木のことに関してのご質問・お問い合せ
または、購入前に知っておきたい事が有りましたら
こちらの「富久寿園へお問い合せ」をクリックして
お返事をお出しする為に必要な事項を
ご記入して下さい。