来 歴
カリフォルニア大学のフロスト博士が、1954年(昭和29年)にキングに地中海マンダリンを交配し育成した交雑種である。1965年(昭和40年)にキャメロン、スースト及びフロスト博士により発表された。我が国へは1969年(昭和44年)に農林省によって穂木で導入された。
樹の特性
樹勢は中程度で、樹姿は直立性である。枝条は細く密生する。結実し始めると次第に開張してくる。隔年結果はするが、豊産性である。無加温ハウスで栽培すると160〜200gと肥大も良く、品質も露地の果実より優れ、肉質も柔軟多汁となるので、本来は温度要求量の高い品種であると考えられる。過去には、盛んに施設用品種として栽培されたが、不知火やせとかが世に出てからは、次第に栽培が減ってきている。
果実特性
果実の大きさは100〜150g程度。果形は扁平で、花柱痕が残り、果頂部にヘソがある。果梗部には、わずかにネックを生じる場合もある。果皮は赤橙色で、滑らかで光沢があり美しいが、樹冠外周部の果実は3月頃から陽光面が退色する。
果皮は果肉に密着し、浮皮はないが、剥皮は容易である。果肉は濃橙色で多汁。糖度が13〜14度と高く、食味は濃厚である。一般にアンコール臭と呼ばれる強い香りがあり、人によって嗜好の評価は異なる。成熟期は4月中下旬である。5月まで樹上に置くとやや品質の低下が見られる。種子は20個程度と非常に多い。
果皮は果肉に密着し、浮皮はないが、剥皮は容易である。果肉は濃橙色で多汁。糖度が13〜14度と高く、食味は濃厚である。一般にアンコール臭と呼ばれる強い香りがあり、人によって嗜好の評価は異なる。成熟期は4月中下旬である。5月まで樹上に置くとやや品質の低下が見られる。種子は20個程度と非常に多い。
苗木のことに関してのご質問・お問い合せ
または、購入前に知っておきたい事が有りましたら
こちらの「富久寿園へお問い合せ」をクリックして
お返事をお出しする為に必要な事項を
ご記入して下さい。