来 歴
インドシナ原産で、南支那から沖縄を経て我が国に伝わった。沖縄のクニブ、フニブが鹿児島でクネブとなり、転じてクネンボになったという。紀州ミカンや柑子とともに、江戸時代までの我が国の主流品種であった。独特の臭気(松ヤニ臭、テレピン油臭)がある。高温下で良品を産するようで、沖縄産は特に美味しいようである。
樹の特性
樹勢は中庸で、樹姿は開張性である。枝梢はやや太く、短く、葉には翼葉がある。
果実特性
果実の外観は温州ミカンに似ており、果形は扁球形で大玉である。果皮色は濃橙色で果皮が厚く、果面は油胞が凹んでおり粗い。果実は柔軟多汁で糖・酸ともに高い。種子が多く、10粒程度入る。
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