来 歴
佐賀県松浦郡七山村の盛田博文氏によって、自園の宮川早生の枝変わりとして発見された。その後の調査により、母品種と比較して、樹特性や果実に大きな区別性が認められたため、昭和55年に登録に至った。
(品種登録:1980年 登録番号第55号)
(育成者権の消滅日:1987.8.14 盛田博文)
樹の特性
樹勢は、宮川早生に比べてやや弱い。枝梢の密度は宮川早生と同程度であるが、枝梢が短かいため、樹冠拡大は宮川早生よりも遅く、わい化している様に感じられる。葉も小さく、葉縁が波打つ。
果実特性
本系統の最も大きな特徴は、果実のトマト系になる変異であり、極めて滑らかで光沢があり、締まりが良く浮皮にならないことである。果形は腰の高い扁球形で、大きさは宮川早生と同程度である。着色の開始は早いが、果梗周辺の緑色のぬけがやや悪く、成熟期は10月下旬以降となる。完着果の紅の色は、宮川早生よりも濃い。果汁品質は、宮川早生と同程度である。
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