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来 歴

 本品種は、全国農業協同組合連合会愛媛県本部が、1987年(昭和62年)に上野早生の珠心胚実生の中から選抜し、以後増殖を行いながら特性の調査を継続し、2003年(平成15年)にその特性が安定していることを確認して育成を完了し、上野早生よりも糖度が高い系統であることが区別性として認められ登録されたものである。
 本品種は愛媛県で全農が育成した「はつひめ」であるが、上野早生の珠心胚育成については、全国で育成が進み、熊本県では「肥のさやか」、三重県では「みえ紀南3号」などが紹介されるが、珠心胚自体は、母品種との大きな特性変異が発現しないため、枝変わりと比較しても変異幅が極めて小さいため、育成地での特性がそのまま全国で発現するとは限らない。品種登録とは、本来どこでもその品種特性が安定して発現するのが本来の姿であるが、実際には、そうでなく安定していないために消えていった品種、系統も多くあることを付け加えておきたい。
 (品種登録:2006年 登録番号第14311号)
 (育成者権の存続期間:30年 全国農業協同組合連合会)

樹の特性

 樹勢は中程度で、樹姿も中庸である。枝梢の太さ、長さも中程度でトゲも少ない。葉身の形は紡錘形で波状の程度は弱い。葉身の大きさは大きく、葉身長、葉身幅ともに大きい。極早生としては、樹勢も樹姿も扱いやすく、栽培しやすい系統である。花着きや玉流れも良く、隔年結果性も中程度であるため安定して生産されるため、その栽培面積は漸増している。

果実特性

 果実の形は扁平であり、果面、油胞、果皮色とも上野早生と同等である。内容においては、糖度について母品種よりやや糖度が高く、熟期においては育成地で10月上旬でありやや早くなる。

柑橘類の苗木生産販売

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