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来 歴

 本品種は、佐賀県藤津郡太良町大浦の宮川照吉氏が宮川早生の枝変わりとして発見し、1980年に登録したものである。当時は、極早生温州ブームの走りであり、九州各産地や和歌山県で面積を拡大したが、その後、同じ佐賀県では上野早生が登録され、日南1号が世に出てからは、栽培が減ってきており、現在では、和歌山有田と育成地の大浦地区で栽培されている。
 本品種の登録後には、フリー化した種苗以外のものも拡大栽培されており、これらの中にはタタリーフウイルスに罹病したものも栽培され、本来の大浦早生の樹姿や美しい果実の特性が現れずに栽培中止している例も少なくないようである。
 (品種登録:1980年 登録番号第54号)
 (育成者権の消滅日:1998.8.14 宮川照吉)

樹の特性

 樹勢は極早生温州としては強い方である。樹姿は開張する。枝梢の長さや太さにおいても中程度である。葉は、葉形指数、長さ、幅、葉柄も宮川早生と同程度である。結実性が良く、豊産性である。

果実特性

 果実の大きさは120g程度である。果形指数は135程度でやや扁平である。果皮の色は黄橙であり、油胞の大きさは中、果面も平滑で滑らかであり、大玉果も生産できるため外観はとても美しい。
 成熟期は、育成地では10月上旬頃である。
 本品種は、樹勢があり、大玉果生産もでき収量も安定しており、果実外観が美しいため精品率も高いが、糖度が上がりにくいため、光センサー導入後の現在の品質基準では問題もある。

柑橘類の苗木生産販売

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