来 歴
本種は中国が原産であり、我が国に導入されたのは江戸時代と言われており、寧波金柑より導入が早い。着花、着果が良いため、当時の武家社会においては、子を授かる縁起物として重宝されたようであり、主に観賞用としての利用がほとんどであったが、寧波金柑が導入されてからは、あまり栽培されなくなった。
樹の特性
樹勢は金柑の中では強い方で、樹姿は円形である。枝梢は細長く密生し、葉は比較的大きい。トゲはほとんどない。
果実特性
果実は長円形〜長卵形で12g内外。果面は平滑で橙黄色を呈し、果皮の厚さは3mm内外である。剥皮は困難であるが甘味がある。しかし、酸味も強く、苦みもあるため、寧波金柑より食味が劣る。種子は4〜6粒入る。営利栽培はされていないが、観賞用に利用されたり、果実が薬用に供されている。
苗木のことに関してのご質問・お問い合せ
または、購入前に知っておきたい事が有りましたら
こちらの「富久寿園へお問い合せ」をクリックして
お返事をお出しする為に必要な事項を
ご記入して下さい。