来 歴
本種の起源は、1858年(安政5年)にイタリアから輸入した果実の種子を、ロサンゼルスに播種したことに始まる。その後、1877年(明治10年)にワークマン氏がその実生の中から良いものを選抜し、これを苗木商のギャリー氏が繁殖し広めたことによる。
これは、トゲが少なく、早熟で、毎年良く結実したので、間もなくリスボンと双璧をなすようになった。本種は、地中海沿岸諸国では栽培されていないが、他のレモン生産国では多く栽培されている。我が国には、大正の初期に導入された。
樹の特性
樹勢はレモンの中では弱い方で、樹姿は開張性である。葉は緑色が濃く、葉の先端は尖らず、時には丸みを帯びる。トゲは少ない。枝梢の発生は粗い方で、早くから結実し始め豊産性である。レモンの中ではやや耐寒性が弱く、沿岸部の温暖な地域での栽培が適する。
果実特性
果実の大きさは150g内外である。果形は長球形〜倒卵形である。普通は果梗部に低いネックを生じ、果頂部には小さい乳頭と凹環がある。果面は成熟すると黄色となる。果皮はやや粗く、果梗の周囲に浅い放射条溝がある。果皮の厚さは中程度で、油胞はやや凹んでいる。種子は少なく0〜6粒程度。胚は白色で単胚である。果肉は柔軟多汁で、酸が強い。香気に富み、品質は優良。四季咲性が強いが、我が国では5月開花で10〜12月の収穫が最も多い。
☆選抜系レモン(アレン、カスケード、クック、ミーク)
☆珠心胚実生系レモン(フロスト系の他、上記の珠心胚)
☆選抜系レモン(アレン、カスケード、クック、ミーク)
☆珠心胚実生系レモン(フロスト系の他、上記の珠心胚)

苗木のことに関してのご質問・お問い合せ
または、購入前に知っておきたい事が有りましたら
こちらの「富久寿園へお問い合せ」をクリックして
お返事をお出しする為に必要な事項を
ご記入して下さい。