来 歴
果樹試験場口之津支場(現、独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所カンキツ研究口之津拠点)において、日向夏の無核果生産の受粉樹として育成された日向夏の4倍体品種である。
(第9回系統適応性・特定検定試験 供試系統名:口之津41号)
(品種登録:2008年 登録番号第17066号)
樹の特性
樹勢は中程度で、樹姿もやや直立するが、樹冠拡大とともにやや開張してくる。枝梢はやや細く、密生程度は中程度である。かいよう病及びそうか病ともに強い方である。花は単生花でよく着花し、花粉量も多い。
日向夏の無核化は、宮崎県や愛媛県西予市三瓶町で甘夏4倍体花粉が利用されていたが、本品種は受粉樹として利用可能であることや本品種自体も日向夏と遜色なく経済栽培できることから、日向夏の無核果生産に有効である。甘夏4倍体受粉果と比較しても、果実の大きさや品質に差が認められない。
果実特性
果実は230g前後の大きさで、果皮は黄色〜黄緑色であり、果面は滑らかである。肉質は軟らかく果汁量は多い。果汁の糖度は10.5度前後で、クエン酸が1%程度になるのは3月下旬頃である。
![口之津41号](/lib/upload/save_image/k41_sub01.jpg)
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