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来 歴

 明治年代から、鹿児島県日置郡東市来町付近で知られ、黄蜜柑と呼ばれていた。その起源は不明であるが、その発生にはカワバタかケラジ、あるいは日向夏などが関与しているであろうと言われている。愛媛や静岡では、黄金柑と呼ばれており、これは、本種を愛媛県に導入した村松春太郎氏の命名によっており、この名が全国的に通用している。味が良く、近年ではゴールデンオレンジとも呼ばれ人気がある。過去には、小果のため、経済栽培にはふさわないと言われていたが、現在では加工用として人気があり、経済栽培品種として流通している。
 神奈川県が育成した湘南ゴールドは、本品種の珠心胚実生である。

樹の特性

 樹勢はやや強く、樹姿は、幼木時代は直立するが、樹冠拡大とともに開張してくる。枝梢は密であり、トゲはない。花は小さく単生花であり、近隣に受粉樹があればよく結実する。豊産性であるが、着果過多にした場合は、翌年不作となり強い隔年結果性を示す。そうか病、かいよう病にも強く、栽培しやすい品種である。

果実特性

 果実の大きさは、80g前後の小果で、短球形ある。果皮色は鮮やかな黄色で、油胞が凹み、やや粗い。果皮の厚さは2〜3mmと薄いが、剥皮性は中程度である。果肉は淡黄色で柔軟多汁である。甘みが強く、酸は適度で香りがとても良い。種子は3〜4粒入る。熟期は2〜4月。
 湘南ゴールドとの区別性は、果皮色では、黄金柑の方が黄色味が強いことである。湘南ゴールドの黄色は鮮やかであるが、黄金柑本来の強い黄色を示さない。また、芳香性は、黄金柑の方が強く、湘南ゴールドは芳香性が少ない。
黄金柑

柑橘類の苗木生産販売

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