来 歴
アメリカ、テキサス農工大学のヘンズ博士が、赤く果肉の赤い有核品種のハドソンの実生に、熱中性子を照射して作出した種子の少ない(平均4粒未満)品種である。
一般的にルビーと言われるのは、レッドブラッシュの事であり、本種は、その育成において全く異なった過程で作出されている。
ルビーには、ヘニンガーとウェッブがあり、前者は1929年に、後者は1931年に同じテキサス州でトムソンの枝変わりとして発見された。親であるトムソンは、果皮が淡黄色で、果肉がピンク色であるのに対し、レッドブラッシュは、果皮もアルベドも濃い赤みを帯び、果肉は濃赤色である。
同じ果肉が赤色のグレープフルーツであるが、レッドブラッシュが地色に赤みが差すのに比べて、スタールビーは完全なトマト色であり、色素はリコピンに由来する。
樹の特性
樹勢は強い。樹姿は、苗木、高接ぎともに、育成当初は直立性を示すが、成木になるにつれて開張してくる。葉色は、グレープフルーツの中でも比較的淡く、大きさは他のグレープフルーツと同程度である。かいよう病には罹病性であり、葉にも、果実にも発生する。
果実特性
果実は、250〜300g程度である。果形は、温暖な地域でも寒波や冷気が溜まるような場所では、腰高でほぼ球形となるが、海岸部の温暖な場所や施設では、やや扁平な扁球形となる。
果皮厚や果皮色も、寒冷地では厚さ1cmを超え、果皮色も黄色の地色に赤みを差すが、暖地での果皮厚は5mm程度と薄く、また色も橙色の地色に赤みを差す。果肉は、柔軟多汁で、果汁もグレープフルーツの中では糖度が高く、クエン酸もあるため濃厚であり、食味も良い。
寒冷地で雪が降り、果実に積もった場合は、果皮が茶褐色に変色し商品価値が落ちるため、日本での栽培は、雪の降らない温暖な地域か施設栽培が望ましい。
果皮厚や果皮色も、寒冷地では厚さ1cmを超え、果皮色も黄色の地色に赤みを差すが、暖地での果皮厚は5mm程度と薄く、また色も橙色の地色に赤みを差す。果肉は、柔軟多汁で、果汁もグレープフルーツの中では糖度が高く、クエン酸もあるため濃厚であり、食味も良い。
寒冷地で雪が降り、果実に積もった場合は、果皮が茶褐色に変色し商品価値が落ちるため、日本での栽培は、雪の降らない温暖な地域か施設栽培が望ましい。

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