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来 歴

 1984年(昭和59年)に、果樹試験場口之津支場(現、独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所カンキツ研究口之津拠点)において、単胚・無核・雄性不稔性を有する高糖度で晩生の中間母本である清見・アンコールNo.2に、同じく晩生の高品質品種であるマーコットを交配し育成された。
 昭和61年に温州に高接ぎされ、平成元年に初結実した。平成2年に1次選抜され、平成3年より、第7回系統適応性・特定検定試験に口之津19号として供試された。施設栽培用の高品質晩生品種であるマーコット、アンコールに替わる品種として評価され、平成11年に品種登録された。
(第7回系統適応性・特定検定試験 供試系統名:口之津19号)
(命名登録:1998年タンゴール農林8号)
(品種登録:2001年 登録番号第9398号)

樹の特性

 樹勢は中程度で、樹姿はやや開張性である。枝梢は苗木では生育当初から、高接ぎでは成木になってから密生してくる。また、登録当初は5cmを超えるようなトゲが春枝、夏枝ともに発生していたが、現在は、春枝でのトゲの発生は
ほとんどなくなった。夏枝では発生する場合があるが、母枝を春枝中心にすることで、トゲによって果実に傷を付けることはなくなった。結実性は良好で豊産性であり、隔年結果はあまりない。かいよう病、そうか病には比較的抵抗性である。

果実特性

 果実の大きさは露地栽培では200g前後であるが、施設栽培300g程度となり、マンダリンタイプでは非常に大果である。果形は扁円形で、アンコール、マーコットより整っている。果皮は黄橙〜橙色で、果面は滑らかで、非常に美しい。剥皮は両品種より容易である。果皮の厚さは2〜3mmと極めて薄く、浮皮もなく締まっている。オレンジ、アンコール、マーコットの香りが混合した芳香がある。
 熟期は、無加温施設栽培で1月中旬〜2月、露地栽培では2月下旬から3月である。果肉は濃橙色で、じょうのう膜は極めて薄く、袋ごと食べられる。肉質は柔軟多汁で、果汁の糖度は13〜14度となり、極めて甘みが強い。種子数は0〜5個と言われているが雄性不稔性のため、単植しているのでほとんどが無核である。
せとか

柑橘類の苗木生産販売

耳納連山と筑後川に囲まれた、自然豊かな田主丸。
古くから植木・苗木の町として栄え、果樹苗木の生産量は
全国の約八割を占めています。
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