来 歴
宇和島市(旧愛媛県北宇和郡吉田町)の今津伊勢夫氏が、昭和26年に高知県土佐市波介の市原覚氏より穂木を分譲してもらい、自園に高接ぎした台湾の優良高しょう系ポンカンである。これは、昭和の初期に市原氏の先代が台湾より苗木を持ち帰ったものである。昭和48年に愛媛果試の調査で、大果を生産する優良な系統であることが確認され、「今津ポンカン」と呼ばれるようになった。
樹の特性
樹勢は中庸で、樹姿は直立性。枝は密生し、葉は小型でポンカンとしては中くらい。幼木期から結実性は良好で、豊産生である。
果実特性
果実は、150〜200g程度。果形は肩の張った扁球形から球形。果梗部がやや突出し、やや盛り上がる。果頂部は大果ほど窪み放射条溝が目立つ。果面はやや粗いが濃橙色で、果皮はやや厚い。剥皮性は良好である。12月中旬以降に完全着色する。糖度が13度程度になり高い。成熟期は1月下旬〜2月で、ポンカンとしては熟期がやや遅く、冬期に温暖な場所が栽培にふさわしい。
愛媛県の産地では、年内から1月に収穫し、7%程度の風乾予措をした後、本貯蔵し2月から3月に出荷している。
愛媛県の産地では、年内から1月に収穫し、7%程度の風乾予措をした後、本貯蔵し2月から3月に出荷している。

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