来 歴
長崎県佐世保市の尾崎之夫氏園で宮川早生の枝変わりとして発見され、1975年に佐世保温州として登録された。育成当時から、際立って葉色が濃いことが本品種の特徴であり、当時は尾崎として名を馳せた。
樹の特性
樹勢は、宮川早生に比べて旺盛であり、特に若木の時は、枝梢の伸長が良い。宮川早生より節間がやや短く、葉は蜜生するため葉数が多い。葉は宮川早生より同等か小さく、葉肉が厚い。本系統の最も大きな形態の違いは、他の温州類に比べて、葉色が濃いことであり、温州園の中に一本混ざっていても、容易に発見することができる。栽培性は、樹勢が強いため、マルチ栽培や海岸部で耕土が浅い園で、本品種の特性が表われやすい。
果実特性
果実は、宮川早生よりもやや扁平であり、玉揃いはよい。果皮色は、宮川早生よりも明らかに濃い。果実品質は、11月中下旬にはクエン酸が1%程度となり、糖度が12度には達することから非常に食味は良い。樹上においても比較的
浮皮の発生が少ないため、さらに増糖し食味が頗る良くなる。
浮皮の発生が少ないため、さらに増糖し食味が頗る良くなる。
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