来 歴
カリフォルニア大学のスーストとキャメロンの両博士が、1958年(昭和33年)に2倍体の無酸文旦であるCRC2240に4倍体の白皮、白肉・有核のグレープフルーツを交配し育成した3倍体で、無核のグレープフルーツタイプの交雑種である。イスラエルからはスウィーティという商品名で輸入されている。
樹の特性
米国において、オロブランコは、トロイヤシトレンジ、カラタチ、ラフレモン、サワーオレンジ、グレープフルーツ、スィートオレンジ台で栽培されたが、どの台木を使用しても接木部の不親和による異常はなく、樹勢は強い。
樹勢は強いが、樹姿はやや開張しており、枝梢も太く長いが、分岐角度が広いため、短い母枝によく結実する。隔年結果性が弱く、連年結実し豊産性である。花は、単生花と総状花があり、単生花に結実する。
病害は、そうか病の発生は見られないが、かいよう病には罹病生であり、一般の防除を怠ると葉にも果実にも病斑及び病塊が発生する。
果実特性
果実の大きさと形はマーシュグレープフルーツとほぼ同様で、扁球形であるが、大きさほどには目方がなく軽い。果皮は、淡い黄白色で、厚さは10〜20mm程度になる。果肉は柔軟多汁である。苦みはグレープフルーツより少ない。グレープフルーツに比べ、可溶性固形物含量及び糖度は高く、酸含量が少ない。グレープフルーツより早熟で、我が国では、1〜2月が熟期となる。
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