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来 歴

 1920年(大正9年)に、島田弥一氏がベトナムのサイゴン植物園から台湾の士林園芸試験場に導入した文旦である。原名は不明で、台湾に在来している白柚より晩生であることから命名された。1930年(昭和5年)に鹿児島県果樹試験場に導入された。現在は熊本県八代市の他、熊本県内に点在している。

樹の特性

 樹勢は強い。樹姿は、幼木期には直立するが成木になると開張し、枝は下垂しやすい。葉は大きく厚く、翼葉も大きい。枝梢は長大で、節間もやや長く、疎生する。結果年齢に達するのが遅い。結実性は良好である。樹体の耐寒性は弱い。そうか病、かいよう病にも弱いが一般の防除法により防げる。CTVにも弱い。自家不和合性が強く、単為結果性が弱いため、他花受粉しないと生産は安定しない。大果が売りの品種であるため、CTVに罹病していない穂木やウイルスフリーの穂木による増殖が必要である。

果実特性

 果実の大きさは2Kg前後で、大果の文旦の中でも最大の部類に入る。果形は球形あるいは短球形で整う。果皮は淡黄色ないし淡緑色で、油胞が突出せず滑らかである。厚さは2〜3cmと厚く、剥皮は困難である。果肉は淡緑黄色で、肉質は柔軟多汁である。果汁の糖度は11度、酸は1.3%程度で、独特の風味があり、食味はよい。苦みはわずかで強くない。じょうのう数は15〜18粒で、じょうのう膜は厚い。含核数は、受粉すると100個程度入りとても多い。熟期は、2〜3月頃であるが、12月下旬から1月上旬に収穫し、貯蔵して2〜3月に出荷する。

柑橘類の苗木生産販売

耳納連山と筑後川に囲まれた、自然豊かな田主丸。
古くから植木・苗木の町として栄え、果樹苗木の生産量は
全国の約八割を占めています。
苗木屋が作る元気な苗木を、ここ田主丸からお届けします。

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