来 歴
本品種は、1971年(昭和46年)に、愛媛県果樹試験場(現、果樹研究センター)において八朔に(川野夏橙)甘夏を交配して得られた交雑実生から育成選抜された文旦タイプの品種である。
(品種登録:2002年 登録番号第10486号)
(育成者権の消滅日:2008.9.5 愛媛県)
樹の特性
樹勢は強く、樹姿は直立性であるが、結実し始めると次第に開張する。しかし、若木を放任すると結実するために長年月を要するため、早期に側枝が開くよう、誘引整枝が必要になる。樹勢が落ち着くと結実性が安定し、隔年結果も少なくなる。高接ぎした場合は、特に結実が悪い。
果実特性
果実の大きさは、600g程度の大果になる。果形は文旦系であるが、綺麗な扁球形とはならず、歪になることが多い。果皮は厚く、果面が凸凹で粗く、外観も良くない。
文旦類の中では、減酸が早いため、最も早熟であり、年内から1月にかけて食べることができる。文旦類の中では糖度もあり、風味も良いため、食味はよい。
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