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来 歴
フロリダのオーランドにあるアメリカ農務省の柑橘試験場で、スイングル博士らによって、ダンカングレープフルーツにダンシータンゼリンを交配して育成された交雑種である。
1911年(明治44年)に交配され、1931年(昭和6年)に命名発表された。オーランド、セミノールは本種と交配親が同じ姉妹品種である。
アメリカでは、フロリダ、カリフォルニア、アリゾナで栽培されている。
樹の特性
樹勢は強く、樹姿は直立性である。葉は大きくて先が尖っている。豊産性である。耐寒性は、姉妹品種のオーランドより弱く、温暖な気候を好む。自家不和合性で単為結果性が弱いため、受粉樹の混植が必要である。オーランドとは交配不親和である。
病害は、かいよう病には罹病性である。
果実特性
果実の大きさは、中〜大果である。果形は倒卵形で、果梗部にネックがある。このネックは、ハウスや温室で栽培すると顕著であるが、露地栽培では僅かに隆起する程度で、それほどはっきりしない。
果皮色は赤橙色であり、果皮面も滑らかで美麗である。果皮は比較的薄く、剥皮は容易な方である。じょうのう数は10〜12室。
果肉色は橙色で、柔軟多汁である。芳香があり風味は濃厚である。種子は少ないほうで、大きさも割合小さい。胚は淡緑色で多胚である。
熟期は比較的遅く、カリフォルニア海岸、内陸部で2〜4月、砂漠地帯では12〜1月に収穫されている。また、フロリダでは1〜3月。我が国では、酸含量から見れば、3月上旬〜4月上旬が収穫期のように思われる。
果皮色は赤橙色であり、果皮面も滑らかで美麗である。果皮は比較的薄く、剥皮は容易な方である。じょうのう数は10〜12室。
果肉色は橙色で、柔軟多汁である。芳香があり風味は濃厚である。種子は少ないほうで、大きさも割合小さい。胚は淡緑色で多胚である。
熟期は比較的遅く、カリフォルニア海岸、内陸部で2〜4月、砂漠地帯では12〜1月に収穫されている。また、フロリダでは1〜3月。我が国では、酸含量から見れば、3月上旬〜4月上旬が収穫期のように思われる。
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