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来 歴

 1982年(昭和57年)に、農水省果樹試験場口之津支場(現、独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所カンキツ研究口之津拠点)において、中間母本である(清見×興津早生No.14)にページを交配して育成された交雑種である。
翌年、温州ミカンに高接ぎして結実促進を図り、1987年(昭和63年)から第6回系統適応性・特定検定試験の追加系統として、口之津16号の系統名をつけて供試された。
その結果、有望と認められ、1993年(平成5年)に命名され、1995年(平成7年)に品種登録された。
(第6回系統適応性・特定検定試験 供試系統名:口之津16号)
(命名登録:1993年 タンゴール農林5号)
(品種登録:1995年 登録番号第4596号)

樹の特性

 樹勢は中程度である。樹冠の拡大は緩慢である。樹姿は幼木時代は少し直立するが、結実期には開張する。枝梢の密度は中〜やや密で、清見のような叢状性を示す。葉の大きさは中位で、普通温州より小さく、ページより大きい。
 花粉は形成され、稔性がある。単為結果性が強く、自家不和合性と考えられ、通常無核果になるが、他家受粉では10個以上の種子が入ることがある。
 病害は、かいよう病には罹病性である。、そうか病は発生が認められない。CTVのステムピッティングは軽〜中程度である。

果実特性

 果実の大きさは200g内外で、玉ぞろいは良い。果形は扁球形で、果形指数は120程度である。
 果皮色は淡赤橙で、ページと同程度である。着色は早く、ページと同時期の12月中旬に完全着色する。果皮の厚さは比較的薄く、赤道部で3mm程度である。剥皮性はやや難だが、清見よりは剥きやすい。
 果面の粗滑は、ページに似て滑らかで、油胞は大きく密度はやや粗である。香りは果皮にわずかにクレメンティン臭を含むオレンジに近い芳香がある。
 果肉は橙色で、温州ミカンより淡く、清見、ページと同程度の色である。肉質は柔軟多汁だが、清見より硬い。じょうのうは薄く、苦みはない。適熟期の果汁は糖度11〜12度、クエン酸は1.0%程度である。減酸の早晩は地域間差が大きい。
天草

柑橘類の苗木生産販売

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古くから植木・苗木の町として栄え、果樹苗木の生産量は
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