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来 歴

 1974年(昭和49年)に、農水省果樹試験場口之津支場(現、独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所カンキツ研究口之津拠点)において、清見にアンコールを交配して育成された交雑種である。
1975年(昭和50年)にカラタチ台に寄せ接ぎし、1984年(昭和59年)に初結実した。無核性で糖度が高く品質が優れていることから選抜し、1991年(平成3年)に第7回系統適応性・特定検定試験に口之津17号の系統名で供試された。
その結果、有望と認められ、1996年(平成8年)に「天香」と命名され、みかん農林13号として農林登録され、1999年(平成11年)に「あまか」として品種登録された。
 品種の名前は、育成地(長崎県南島原市口之津町)が天草灘を望む地にあり香りあるみかんとしてこの名が付いた。
(第7回系統適応性・特定検定試験 供試系統名:口之津17号)
(命名登録:1996年 みかん農林13号)
(品種登録:1999年 登録番号第7507号)

樹の特性

 樹勢は中程度である。樹姿は開張性で、やや枝が垂れる。枝梢は密生し、細く短い。トゲは結実し落ち着くと発生しなくなる。葉は細長く、アンコールと清見の中間程度の大きさである。
 花は単性で、花粉を形成しないため、単為結果性が強い。無核であるが、他品種の受粉により種子が入りやすい。花は多く豊産性である。
 病害については、かいよう病に対する抵抗性は比較的強く、そうか病は温州ミカンと同程度。CTV抵抗性は軽い。

果実特性

 果実は200〜250gでやや大果である。果形は扁球形であるが、果梗部に小さいネックが出る場合がある。果皮は橙色で薄くて柔らかいので剥皮は容易である。果面は滑らかであり、果皮のやや粗い温州ミカンといった外観である。着色は10月中旬から始まり、12月上旬に完着となる。アンコール臭を主体にオレンジに似た香りがある。
 果肉は橙色で、じょうのう膜が薄く、肉質は柔軟多汁である。果汁の糖度は11〜12度程度であるが、やや乾燥しやすい土壌条件下では14度まであがる栽培地もあり、本品種の特性が発揮される。酸は熟期に0.6〜1.0%程度になる。成熟期は12月下旬から1月上旬。
あまか

柑橘類の苗木生産販売

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