来 歴
スペインのブラッドオレンジであるドブレヒナの枝変わりで、比較的新しい品種であり1950年に紹介されている。スペインではサンギネリと言われるが、イタリアの赤味の淡いブラッドオレンジと区別するためスパニッシュサンギネリと言われることもある。
イタリアのサンギネロは、在来の系統(SanguinelloComune)や珠心胚であるサンギネロモスカート(SanguinelloMoscato)の他、似たような系統群があるが、一般的にはこれらを総称してサンギネロと言っており、これらの品種はアントシアニン色素の発現が弱く、サンギネリと大きく異なる。
樹の特性
樹勢は中庸であり、樹姿は開張性。枝梢はドブレヒナと同様で長さ太さも中庸である。葉の大きさは温州ミカンと同程度である。母品種のドブレヒナは葉が粗生し淡緑であるのに対し、本品種は着葉も多く、葉色もやや緑色が濃い。
果実特性
大きさはドブレヒナよりやや大きく80〜100g程度。果形はドブレヒナに似ており、卵形である。果面は非常に滑らかであり、光沢を持つ。アントシアニン色素がブラッドオレンジ中で最も強いとされ、果皮、果肉ともムラ無く発現する。特に果皮の色素は、どのブラッドオレンジよりも濃い。
果汁品質は、ドブレヒナより風味が優れ、樹上にも長くおけ、貯蔵性や輸送性も高い。
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