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来 歴

 本品種は、1946年(昭和21年)頃に、愛媛県伊予市米湊の徳森信夫氏が自園で宮川早生の枝変わりとして発見し、変異部分が明確でなく、その後、品質、特に味と着色について調査し、30年に渡って高接ぎ後の調査を実施した。平行して、愛媛県果樹試験場(現、果樹研究センター)で果実特性について調査した。その結果、果形や着色について母品種の宮川早生と明らかに異なることから、品種登録に至った。
 (品種登録:1980年 登録番号第58号)
 (育成者権の消滅日:1986.8.14 伊予園芸農業協同組合)

樹の特性

 樹勢は中程度で、樹姿も中庸である。枝梢の太さ、長さも中程度でトゲもない。葉身の形も宮川早生と同じであり、葉縁の波状もない。葉身の大きさや形状も宮川早生に同程度である。

果実特性

 本品種は、成熟期が10月中〜下旬で、大浦早生とほぼ同時期である。9月下旬に緑色が脱色し始める。果頂部及び赤道の陽光面の黄化が始まり、10月に入ると3分着色になる。その時期、果梗部周辺が輪状に黄化し、10月上旬には全面的に着色が始まる。10月中旬頃には6〜7分に着色し、紅色が増加する。果実の側面に雲状に緑班を残すが、10月下旬には完着となる。11月になっても味ぼけ、浮皮にならない。これに対して、大浦早生の着色は宮川型で、果頂部から着色が始まり、一時片熟れになる。
 クエン酸が1%になるのは9月下旬から10月上旬。糖度は10度前後で出荷となる。果形は、果形指数125程度であり、大浦早生の135〜140に対してかなり腰高な扁円である。果皮の厚さは中程度で、果皮色は橙黄色であるが特徴的に光沢がある。

柑橘類の苗木生産販売

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