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来 歴

 本品種は、1969年(昭和44年)に愛媛県八幡浜市真穴の楠本誠氏の宮川早生の園で果実特性が著しく異なる変異樹を発見し、翌年普通温州に高接ぎして1972年(昭和47年)に初結実し、その果実の特性が母樹と同一であることを確認したため、真穴青果農業協同組合、西宇和青果農業協同組合や愛媛県果樹試験場南予分場(現、みかん研究所)において特定検定を行い、「楠本早生みかん」で登録出願し、昭和55年に登録された。
 (品種登録:1980年 登録番号第60号)
 (育成者権の消滅日:1989.8.14 西宇和農業協同組合)

樹の特性

 樹勢はやや弱く、開張しわい化する。節間が短く、枝梢は密である。葉は宮川早生よりやや小さく、丸味を帯びて葉肉が厚く、葉身の波打ちが目立つ。葉色は緑が濃い。

果実特性

 果実の大きさは100g程度。果形は、果形指数が140〜150で極めて扁平である。果皮色は橙色であり、紅が濃いことも本品種の大きな特徴であるが、その着色については以下の特徴的な経過をたどる。9月中旬頃果頂部の緑色が退色し始め、9月下旬果頂部の着色が始まり、つづいて果梗周辺が輪状に着色する。10月上旬頃に3〜5分着色し、果頂部を中心に橙色が広がる。10月中旬、果頂部は赤味を増し、肩の部分に雲状の緑班を残す。10月下旬頃に完全着色し、その後紅色が漸増する。
 糖度は完熟期には11度以上になり濃厚な味であるため、完熟後に減産しても味ぼけしない。果肉の色は、着色の初期から紅色が濃い。じょうのうが薄く柔らかく食べやすい。
楠本早生

柑橘類の苗木生産販売

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