来 歴
熊本県芦北郡田浦町の山崎寅次氏の川野夏橙園で昭和37年に枝変わりとして発見されたものである。その後、熊本県果樹試験場でその特性が調査され、川野夏橙よりも優れている特性が認められ、優良系統として普及されるようになったものである。地域により呼称が異なり、ニューセブン、田浦オレンジ、愛媛県では新甘夏といわれるが、愛媛県西宇和地方ではサンフルーツと呼ばれている。
樹の特性
樹勢も、樹姿も川野夏橙と同様であるが、結実している枝が川野夏橙よりもやや長く、太いため、比較的強い枝にも結実する特性があるようである。葉や花の形や大きさはほとんど変わらない。川野夏橙と同様に豊産性である。
果実特性
果形は川野夏橙と変わらず、扁球形で、果実の大きさは300〜400g程度である。川野夏橙と大きく異なることは、果皮が極めて滑らかなことである。果皮の厚さも川野夏橙と同様であり、油胞がやや大きいが凸凹せず平滑でありるため、美しい。
果汁品質も川野夏橙とほぼ同様であり、熟期も同じである。
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