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来  歴

 昭和53年、和歌山県有田郡吉備町の田口耕作氏が、自園で栽培していた興津早生の中に、樹勢が強く葉が大きい枝を持つ樹があるのを発見した。
 この枝には昭和54年に初結実し、それ以後観察を続けるとともに、変異枝から穂木を取り、苗木を育成した。特性調査の結果、興津早生に比べてやや減酸が早く、果実品質の優れた枝変わりであることが確認できたため、種苗法に基づく登録申請を行い、平成7年9月14日に「田口早生」として登録された。登録番号は、第4725号である。

樹の特性

 樹姿は、開張性で宮川早生よりやや大きく、樹勢は興津早生より強く、枝梢の太さ及び節間長は中である。葉形指数は小さく、葉身の面積は大きく、長さや幅も長い。葉柄の長さも長い。興津早生と比較して、葉身の長さや幅が長いことや花が大きいことで区別性が認められる。栽培適地は、樹勢が興津早生や宮川早生よりも強いことから、内陸部の地が深い畑よりも、海岸部の耕土の浅い場所に適する。

果実特性

 果実の外観は、興津早生に比べてやや扁平で、果形指数は135程度。果実の大きさは120g程度。玉揃いはよく、果面の粗滑は中程度であるが、興津早生よりはやや粗い。果実の着色は育成地いおいては11月上旬に完全着色となる。興津早生と比較して、同等かやや着色が早くなる。果肉の成熟は、興津早生に比べて増糖、減酸ともやや早く、宮川早生と同等と思われる。糖度は11月上中旬には11〜12度まで達し、木成りではさらに糖度が高まる。浮皮の発生は、宮川や興津早生よりも比較的少ないため、地球温暖化に対応できやすい品種と言える。
田口早生

柑橘類の苗木生産販売

耳納連山と筑後川に囲まれた、自然豊かな田主丸。
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