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来 歴

 1979年(昭和54年)に、果樹試験場興津支場(現、独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所カンキツ研究興津拠点)において、清見にポンカンF-2432を交配して育成された。昭和61年に初結実し、その後の調査により、平成3年に1次選抜された。同年、第7回系統適応性・特定検定試験に興津44号として供試された。その結果、優秀であると認められ、平成8年に「はるみ」と命名され、みかん農林12号として登録され、平成11年に品種登録された。
(第7回系統適応性・特定検定試験 供試系統名:興津44号)
(命名登録:1996年みかん農林12号)
(品種登録:1999年 登録番号第7506号)

樹の特性

 樹勢は中庸で、若木の樹姿はやや直立性である。枝梢は密生する。トゲは少なく、ほぼ消失している。葉の大きさは清見とポンカンの中間で両品種より丸みがあり、葉縁が波を打つ。花は単生し、有葉花の割合が比較的高い。そうか病、かいよう病には比較的抵抗性である。CTVによるステムピッティングの発生程度は軽い。
 本品種の栽培上の課題は隔年結果であり、整枝や摘果等により適正結実を心がけることが肝要となる。

果実特性

 果実の大きさは200g程度であるが、結実量や結実部位によって大きさには違いがあり、玉ぞろいは比較的悪い。結実量が少ないと、300gを超えて大果となるが、果皮が厚く、果面も粗くなり品質も悪くなるので、200g内外が好ましい大きさとなる。
 果形は扁球形で、果形指数は120程度である。果皮は橙色、厚さは3〜4mm、滑らかで剥皮性は良い。果皮の着色は10月下〜11月上旬に始まり、12月下旬には完全着色となる。果肉色は橙色で、果汁量は中程度である。ポンカンの香りがあり、食感ははポンカンに類似する。じょうのう膜は薄く、柔らかいが汁がたれることはなく袋ごと食べやすい。ス上がりの発生は少ないが、果実の熟度が進むと浮皮の発生が見られる。糖度は13度、クエン酸は1月には1%となり、2月に食味は良好となる。
はるみ

柑橘類の苗木生産販売

耳納連山と筑後川に囲まれた、自然豊かな田主丸。
古くから植木・苗木の町として栄え、果樹苗木の生産量は
全国の約八割を占めています。
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