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来 歴

 南西諸島から台湾にかけて分布している。沖縄では山野に自生している。イシクニブはシークワーシャーの1品種。クガニイ(黄金)は、本品種の改良種とみなされ、甘味を帯び、食用に供される。 

樹の特性

 樹勢が強く、直立性であるため、幹が細くても、樹高が高い大木になる場合もある。幼木時は、枝梢が徒長する場合があるが、成木では落ち着き徒長枝はあまり見られなくなる。枝は密性し、葉は小葉で葉数は極めて多い。

果実特性

 果実は、極めて小さく10〜30g程度である。果梗部、果頂部ともに窪み、極めて扁平となる。果面は、滑らかで黄橙色を呈する。果皮は薄く、浮皮になりやすいので容易に剥皮できる。じょうのうは9〜10室あり、種子は完全種子が3〜4粒あるが、しいなはほとんど見かけない。果肉は柔軟であるが、完全着色時でも酸味が強く、香酸柑橘の範疇に入れる場合もある。しかしながら、本品種を年明けて春先まで樹上にならせると、酸が切れており、糖度も上昇しているため、十分に食することができる。また、その果汁も美味である。
 近年、無核のシークワシャーの枝変わりなども発見されており、健康嗜好での香酸柑橘ブームも相まって、シイクワシャーが見直されている。また、沖縄での防風垣として利用が、本土で試験されている事例もある。

雑 学

 シイクワシャーは、以前には鹿児島県においてタタリーフウイルスを保毒していたタンカンやポンカンの樹勢強化台木として利用されていた。しかし、一昔前の、ハウス栽培、マルチ栽培、根域制限栽培などの栽培や極早生や宮内伊予柑等の弱樹勢品種の栽培において、カラタチ台でも樹勢衰弱や隔年結果が目立つようになった。それらに対処できる強勢台木としてシークワシャーが注目された。ポンカンや伊予柑の根接ぎ品種としては、当たり前のようにシークワシャーが利用されている。
 シイクワシャーは南西諸島の減産であり、長い間実生繁殖が繰り返されてきたと想定されるため、系統数が多い。従って、樹勢強化の程度も異なることが考えられる。元果樹試カンキツ部・口之津では、カンキツ部・興津保存のシイクワシャー系統による大谷伊予柑の10年生までの台木試験において、シイクワシャー台では樹勢が旺盛となり、果実品質は低下せずカラタチ台とはほとんど差が認められないという報告をされた。一方、果実品質は良好であるが、樹勢が弱いため収量性が低く経済栽培にそぐわないとされた「ありあけ」の試験では、シイクワーシャー台により生育が著しく促進されるという報告をされた。しかし、弱樹勢の極早生では果実品質の向上が認められない場合もあり、利用にあたっては注意を要する。近年、地下部の根量が少ないとされてきた不知火やせとか等でも、スイングルシトロメロやシトレンジ等での優良な報告もあり、経済栽培品種の台木選択にあたっては、台木特性や対象品種特性の他、栽培地の土壌条件等、広い視野からの選択が必要である。
シイクワシャー

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