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来 歴

 昭和4年(1929年)に、鹿児島県垂水市出身の吉田清吉氏が、台湾の員林地方のポンカンの優良系統の穂木を、同市田神の町田静介氏に送り、それより繁殖したものである。一般的に、ポンカンは果形では高床系(腰高で球形に近い)と低床系(扁球形)に分けられ、葉の大きさによっては大葉系と小葉系に分けられるが、吉田ポンカンは、大葉の高床系ポンカンに属する。鹿児島県では、以前中野3号、F-2428、吉田ポンカンの3品種を高床系の奨励品種としていた。これまでは、吉田ポンカンのみが唯一の高床系奨励品種であったが、近年は薩州ポンカンが育成され、面積が拡大している。

樹の特性

 樹勢は強く、樹姿はやや開張性で、枝の着生角度はやや広い。葉は大きく丸みを帯びており、豊産生である。かいよう病、そうか病に強い。トリステザウイルスに対しても比較的強い。

果実特性

 果実の大きさは150〜200g程度。果形は角ばった球形で整い、玉揃いも良好である。果梗部の突出、果頂部の放射条溝も少ない。浮皮の発生が多いポンカンの中では、しまりが良い方である。果皮は濃橙色で、比較的滑らかである。剥皮は容易で、果肉は柔軟多汁でス上りは少ない。成熟期は1月中旬である。12月に入ると早々に収穫を始める傾向があるが、12月下旬から1月にかけての糖度の上昇が著しいので、果実が低温障害を受けなければ、その時期まで樹上にならせておきたい。

柑橘類の苗木生産販売

耳納連山と筑後川に囲まれた、自然豊かな田主丸。
古くから植木・苗木の町として栄え、果樹苗木の生産量は
全国の約八割を占めています。
苗木屋が作る元気な苗木を、ここ田主丸からお届けします。

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