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来 歴

 本品種は、鹿児島県果樹試験場において、昭和30年頃に「F-2428系ポンカン」にブラッドオレンジの「マルチーズブラッド」を交配して得られた実生の中から珠心胚実生個体を選抜し、その後高接ぎを行い、昭和54年に選抜し、その後の特性が安定していることを確認するとともに、特性の調査・確認を行い、平成5年に育成が完了し、平成8年(1997年3月19日)に品種登録されたものである。出願当時の名称は「南州ポンカン」登録番号は第5488号である。

樹の特性

 樹の大きさは中程度で、樹勢はやや強い。枝梢の太さは細く、節間長が短い。トゲはなく、葉身先端の形は鋭形、基部は鈍形、波状の程度は中、長さも中、幅は狭く、翼葉は痕跡として残る程度である。隔年結果性は中程度であり、摘果作業や剪定で、連年結果が十分可能である。

果実特性

 果実の形は扁球形で、果頂部は陥没し放射条溝もある。凹環はなく、果梗部に短いネックを呈する場合がある。果実の大きさは150g程度で、果皮の色は濃橙、油胞の大きさは小さく、剥皮は容易である。甘味は強く12度程度でクエン酸は低く、食べやすい。種子は中(15個)程度である。成熟期は、育成地において12月下旬である。
 森田ポンカンと比較して果梗部にネックを生じること、太田ポンカンと比較して葉身基部の形が鈍形であることなどから区別性が認められる。
 糖度が高く、クエン酸の減酸時期が早いため、1月当初から販売でき、貯蔵性も他のポンカンに比較して悪いこともないため、1月から2月の長期にわたって取扱いできるポンカンとして期待される。
薩州ポンカン

柑橘類の苗木生産販売

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