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来 歴

 1966年(昭和41年)に、農水省園芸試験場興津支場(現、独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所カンキツ研究興津拠点)において、谷川文旦に無核紀州を交配して育成された交雑種である。
その後、農水省園芸試験場安芸津支場に定植され、1983年(昭和58年)に初結実した。翌年、安芸津9号の系統名を付けて第5回系統適応性・特定検定試験に供試された。その結果、有望と認められた。
(第5回系統適応性・特定検定試験 供試系統名:安芸津9号)
(命名登録:1993年 タンゼロ農林3号)
(品種登録:1995年 登録番号第4594号)

樹の特性

 樹勢は強く、樹姿はやや直立性である。枝梢の粗密は中程度、トゲの発生は多く長いが、樹勢が落ち着くと短くなる。葉は、日向夏より大きい。樹体の耐寒性はやや弱い。冬期に低温に遭遇すると落葉が激しく、翌年の結実に悪影響があるため、温暖な地域での栽培が望まれる。マシン油乳剤を散布した場合は、さらに落葉が激しい。
 結実までに長期間を要するが、樹齢が進むにつれて結実は安定し、玉ぞろいも良好となる。
 病害については、かいよう病にもそうか病にも強い。CTVによるステムピッティングの発生も認められない。

果実特性

 果実の大きさは200g前後であり、玉ぞろいは良い。果形は、洋梨型。ネックが形成されることもある。果皮の色は黄色で、着色は不揃いとなる。完全着色期は12月下旬。果皮は日向夏より薄く、剥皮性は中〜やや易である。果面は滑らかで、果皮には特有の芳香がある。
 果肉の色は黄橙色、肉質は八朔に似るが、それより柔軟である。じょうのう膜は中位の厚さで、苦みはなく、そのまま果肉とともに食べられる。種子はなく、果肉にも特有の芳香があり、さわやかな風味である。成熟期は12月下旬から1月中旬。糖度は11〜13度。酸は1.1〜1.5%程度である。ス上がりしやすいので適期に収穫する。
サザンイエロー

柑橘類の苗木生産販売

耳納連山と筑後川に囲まれた、自然豊かな田主丸。
古くから植木・苗木の町として栄え、果樹苗木の生産量は
全国の約八割を占めています。
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